AIで自分史・思い出を文章にまとめる|質問してもらう頼み方と注意点

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目次
  1. AIに手伝ってもらうと、自分史や思い出はどう書きやすくなるの?
  2. 思い出をAIに話しかけるには、どう始めればいいの?
  3. 質問してもらい、短い文章に整えてもらうには、どう頼めばいい?
  4. AIの文章には、どんな間違いや作り話が混ざるの?
  5. 家族の名前や住所は、AIに入れていいの?
  6. できあがった文章を、印刷して家族に渡すには?
  7. よくある質問
  8. 文章を書くのが苦手でも、AIで自分史は作れますか?
  9. AIが書いた文章を、自分の自分史として家族に渡してもいいですか?
  10. 昔のことがうまく思い出せないときは、どうすればいいですか?

結論から言うと、自分史や思い出は、AIに思いつくまま打ち込んで話しかけ、質問してもらい、短い文章に整えてもらうと、白い紙の前で手が止まりにくくなり、書き進めやすくなります。 ただし、AIは事実を補って、作り話を混ぜてしまうことがあります。日付や地名は自分で確かめる。家族の実名や住所、電話番号は入れない。この2つを守れば、思い出を一つずつ、形にして残せます。

手順は3つです。

  1. 思い出を、メモのまま、思いつくままAIに打ち込む
  2. AIに質問してもらい、答えながら思い出を広げる
  3. 短い文章に整えてもらい、日付や地名を自分で確かめて直す

AIに手伝ってもらうと、自分史や思い出はどう書きやすくなるの?

「何から書けばいいか」で止まってしまう最初の一歩を、AIが質問で軽くしてくれます。 自分史というと、生まれたところから順番に書く、立派なものを想像しがちです。でも、いきなり長い文章を書こうとすると、手が止まってしまいます。

AIは、メモのような短い言葉を受け取って、「そのとき、どんな天気でしたか」「いちばん覚えているのは、においですか、音ですか」と質問を返してくれます。聞かれると、忘れていた場面が思い出されることがあります。その答えをもとに、AIが短い文章にまとめます。

ChatGPTやGemini、スマホのAIアシスタントなど、ふだん使っているAIで大丈夫です(できることや料金は、サービスや設定によって違います。無料プランでは、使える回数に上限がある場合があります)。話しかけ方の基本は、AIに話しかける3つのコツにまとめています。

最初から「自分史」と大きく構えなくて大丈夫です。「子どものころの夏休み」「初めて勤めた日」「結婚式の日の朝」など、小さな場面を一つ選んで、400字くらいの短い文章にする。それを何本か並べたものが、あとから振り返ると自分史になります。

思い出をAIに話しかけるには、どう始めればいいの?

きれいな文章にしようとせず、思い出した言葉を、箇条書きのままで打ち込みます。 順番がばらばらでも、同じことを二度書いても、かまいません。整えるのはAIの仕事です。

最初に伝えておくと、AIが動きやすくなることが3つあります。

  • 何を書きたいか(例:子どものころの夏休みの思い出を、短い文章にしたい)
  • 読む人は誰か(例:孫や家族に読んでもらいたい)
  • 書いてある以外のことは足さない、という約束

スマホのキーボードで文字を打つのがつらいときは、音声入力が使えることがあります(使える機能は、機種やアプリによって違います)。話した言葉が文字になって入るので、思い出を語るように入れていくこともできます。うまく変換されていない言葉は、あとで直せば十分です。

写真を見ながら思い出す方法もあります。アルバムの写真を整理する方法は、写真の整理をAIに手伝ってもらう方法で紹介しています。写真から場面を思い出し、そのメモをAIに話しかけると、書き出しやすくなります。

質問してもらい、短い文章に整えてもらうには、どう頼めばいい?

「質問してもらう」→「文章に整えてもらう」→「言い直してもらう」の順に頼むと、無理なく進みます。 そのまま使える例文を並べます。【 】の部分は、自分の思い出に差し替えてください。

思い出を話しはじめるとき

私は70代です。子どものころの夏休みの思い出を、孫に読んでもらえる短い文章にしたいです。まず、私の思い出を引き出す質問を、1回に3つだけしてください。答えは私が打ち込みます。【思い出したことを、箇条書きで書く】

質問に答えながら、思い出を広げるとき

質問に答えました。【答えを書く】。この内容から、さらに思い出せそうな質問を3つしてください。書いていないことは、決めつけないでください。

短い文章に整えてもらうとき

ここまでの内容を、400字くらいの、やさしい文章にまとめてください。です・ます調でお願いします。私が書いていないことは、足さないでください。分からない部分は、勝手に補わず「(ここは確認)」と書いてください。

言い方を変えてもらうとき

同じ内容を、もう少しくだけた、話しかけるような文章にしてください。

題名をつけてもらうとき

この文章に合う題名を、5つ考えてください。

「書いていないことは足さない」「分からない部分は(ここは確認)と書く」が、作り話を減らすための大事な一言です。全体の流れを表にしました。

段階 やること AIに頼むこと
1 思い出を、メモのまま打ち込む 「質問を3つしてください」
2 質問に答えて、思い出を広げる 「さらに質問してください」
3 短い文章に整えてもらう 「400字くらいにまとめて。足さないで」
4 自分で読み、事実を確かめて直す 「ここを、こう直してください」
5 題名をつけ、保存・印刷する 「題名を5つ考えて」

気に入らなければ、「もっと短く」「もっとゆっくりした感じで」と頼み直せます。何回か頼み直すうちに、自分の話し方に近い文章になっていきます。

AIの文章には、どんな間違いや作り話が混ざるの?

日付、地名、人の名前、数字を、AIが自分でもっともらしく書き足してしまうことがあります。 打ち込んでいないことまで、「それらしい」形で書いてしまうのです。こうした間違いは「ハルシネーション」と呼ばれます。

思い出は、書いた本人にしか正しいかどうか分かりません。AIが出した文章は、自分の目で最後まで読み、記憶と合っているかを確かめてください。

確かめるところ 起きやすい間違い 確かめ方
年・月・日、年齢 打ち込んでいない日付を足す 古い手帳、年賀状、写真の日付、家族の記憶と見比べる
地名・店の名前 似た別の場所に変わる 昔の地図、市区町村の案内、アルバムで確かめる
人の続き柄・出来事 打ち込んでいない人物が増える 自分が書いたメモと一文ずつ見比べる
気持ちの表現 実際より大げさな表現になる 「自分はこう感じたか」を考え、合わなければ直す
当時の世の中のこと 年代や出来事が違う 図書館や公的な資料で確かめる

「そんなことは言っていない」「こんな場所ではなかった」と感じたところは、AIに「この一文は事実と違います。次のとおりに直してください」と伝えれば、書き直してくれます。

確かめても分からない日付や地名は、「夏のはじめごろ」「家の近くの川」のように、ぼかした書き方にしておく方法もあります。無理に正確にしなくても、思い出としては十分に伝わります。

家族の名前や住所は、AIに入れていいの?

家族の実名、住所、電話番号、勤め先の名前などは、入れないでください。 AIに打ち込んだ内容は、サービスを提供する会社のコンピューターに送られることがほとんどです。思い出の文章は、家族のことを書くぶん、うっかり個人が分かる情報が入りやすくなります。

入れないほうがいい 言い換えの例
家族や親戚のフルネーム 「夫」「長女」「祖父」「母」
住所、番地、アパート名 「札幌の住宅街」「海の近くのまち」
電話番号、メールアドレス 書かない
勤め先や学校の正式名称 「会社」「小学校」
病院名や、人の健康に関する細かい話 書かない、または「大変だった時期」くらいにとどめる

言い換えた言葉で文章を作ってもらい、仕上がったあとで、自分の手元の文書の中で正式な名前に直せば、その文書をAIに貼り直さないかぎり、AIには名前が渡りません。家族の名前を入れたいときは、紙に印刷してから手書きで書き足す方法もあります。

すでに亡くなった方のことを書くときも、ご家族が読んで嫌な思いをしないか、一度考えてみてください。家族や友人が出てくる思い出は、書き上げたあと、その人に読んでもらってから公開するのが安心です。詳しいルールは「AIに個人情報を入れて大丈夫?|シニアが最初に知っておきたい安全ルール5つ」にまとめています。

できあがった文章を、印刷して家族に渡すには?

文章を自分で読み直して整えたあと、大きめの文字で印刷し、手渡しや郵送で家族に届けます。 画面の中だけで終わらせず、紙にして渡すと、受け取る側も読みやすく、手元に残ります。

  1. AIの文章を、スマホのメモやパソコンの文書ソフトにコピーする
  2. 日付や地名を、自分で確かめて直す
  3. 文字の大きさを14〜16ポイントくらいにして、見出しをつける
  4. 家の印刷機や、コンビニのプリントサービスで印刷する
  5. 1つの思い出を1枚にして、クリップやファイルでとじる

使える印刷機やアプリは、持っているものによって違います。家に印刷機がなければ、コンビニのプリントサービスなどを使う方法があります(操作は、お店の機械の案内に従ってください)。写真を一緒に載せたいときは、写っている人の了解をとってから使うと安心です。

文章の一番下に、書いた日と、「AIに手伝ってもらって書きました」の一言を添えると、読む人にも伝わります。「あとがき」として、今の気持ちを手書きで一言書き足すと、世界に一枚の記録になります。

今日は、「子どものころ」「初めての仕事」「家族との旅行」のうち、一つだけ選んで、思い出した言葉を5つ、AIに打ち込んでみてください。「質問を3つしてください」と頼むところから始めれば十分です。うまく文章にならなくても、その問いかけに答えること自体が、思い出をたどる時間になります。

よくある質問

文章を書くのが苦手でも、AIで自分史は作れますか?

作れます。きれいな文章である必要はなく、思い出した言葉を箇条書きで打ち込めば、AIが質問してくれて、短い文章に整えてくれます。仕上がった文章を自分で読み、「自分の言葉とちがう」と感じたところを直せば、自分らしい文章になります。

AIが書いた文章を、自分の自分史として家族に渡してもいいですか?

渡して大丈夫です。ただし、日付や地名、出来事が記憶と合っているかを、自分で確かめてから渡してください。「AIに手伝ってもらって書きました」と一言添えておくと、読む人にも伝わります。

昔のことがうまく思い出せないときは、どうすればいいですか?

無理に思い出さなくて大丈夫です。古い写真や手帳、年賀状を見ながら、目に入ったものを一言ずつAIに打ち込み、「この場面について、思い出せそうな質問をしてください」と頼んでみてください。年賀状の住所や名前は打ち込まないようにしてください。思い出せない部分は、「夏のはじめごろ」のようにぼかして書いても、十分に伝わります。

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