怪しいメール・SMSが届いたら|AIに相談する前後に守る4つの手順

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目次
  1. 怪しいメールやSMSが届いたら、最初に何をすればよいの?
  2. AIに文面を見せる前に、何を消せばよいの?
  3. AIには、どう頼めばよいの?
  4. AIの「大丈夫そう」を、なぜ信じてはいけないの?
  5. 詐欺かもしれないSMSは、最後にどう確かめればよいの?
  6. 家族と、事前に決めておくことは?
  7. よくある質問
  8. 怪しいリンクを押してしまったときは、どうすればよいですか?
  9. AIにスクリーンショットを見せてもよいですか?
  10. 無料のAIでも、この方法は使えますか?

結論から言うと、怪しいメールやSMSが届いたら、AIに聞く前も後も、「リンクを押さない・返信しない・電話をかけない」を守ってください。 AIに文面を見せて「怪しい点を挙げて」と頼むのは手がかりになりますが、AIの「大丈夫そうです」を信じて判断するのはおすすめできません。最後は、公式サイトや公式アプリを自分で開く、家族に見せる、公的な相談窓口に聞く、のどれかで確かめます。

手順は4つです。

  1. リンクを押さない・返信しない・電話をかけない
  2. 名前・住所・電話番号・カード番号を消してから、AIに文面を見せる
  3. 「怪しい点を挙げて」と頼み、答えは手がかりとして読む
  4. 公式サイトや家族、相談窓口で確かめる

50代の筆者が、親世代や同世代の方に向けて書いています。文面や場面は、すべて架空の例です。

怪しいメールやSMSが届いたら、最初に何をすればよいの?

まず、何も押さず、何も返さず、そのまま置いておきます。 「今日中に」「24時間以内に」と急がせる文面ほど、一度手を止めてください。荷物の不在連絡や料金の未払いを知らせる本物の連絡もありますが、本物そっくりの偽物も多く、文面だけで見分けるのは難しいとされています。

やらないこと 理由 代わりにすること
リンクを押さない 偽サイトにつながることがある 公式サイトや公式アプリを自分で開く
返信しない 連絡先が使われていると知らせかねない そのまま置いておく
電話をかけない 書かれた番号は、相手が用意したものかもしれない 請求書やカードの裏にある番号を探す

消さずに置いておき、画面のスクリーンショットも撮っておくと、家族や窓口に見せられます。

AIに文面を見せる前に、何を消せばよいの?

自分の名前、住所、電話番号、カード番号、暗証番号が入っていたら、AIに貼る前に消します。 打ち込んだ内容は、サービスを提供する会社のコンピューターに送られるのが一般的です。入力内容を学習に使うか、画像を送れるか、無料プランの上限はどうか、はサービスごとに違うので、公式ページで確かめてください。

書き換え方は、次のとおりです。リンクは「(リンク)」にしておくと、うっかり押すのも防げます。

文面にあるもの AIに貼るときの書き換え
自分や家族の名前、住所 「(名前)」「(住所)」
電話番号、メールアドレス 「(連絡先)」
カード番号、口座番号、暗証番号 貼らず、「(番号)」
リンクのアドレス 「(リンク)」

スクリーンショットは名前や番号が写り込みやすいため、慣れないうちは文字を書き写すほうが安心です。個人情報の考え方は「AIに個人情報を入れて大丈夫?|シニアが最初に知っておきたい安全ルール5つ」にまとめています。

AIには、どう頼めばよいの?

「本物かどうか教えて」ではなく、「怪しい点を挙げて」と頼みます。 AIは文面だけで本物かどうかを決められませんが、「急がせている」「言葉が不自然」といった気をつけたい点なら挙げられます。基本はAIに話しかける3つのコツに書いています。【 】は書き換えた文面に差し替えてください。

怪しい点を挙げてほしいとき

次のSMSが届きました。本物かどうかの判断はしなくて大丈夫です。気をつけたい点を、箇条書きで5つまで挙げてください。私は70代で、詐欺にあいたくありません。【架空の例:お荷物を持ち帰りました。下記より再配達をお申し込みください(リンク)】

自分で確かめる方法を知りたいとき

この連絡が本物かどうかを、リンクを押さずに確かめる方法を、初心者にもできる順番で教えてください。

家族に伝える文を作りたいとき

怪しいSMSが届きました。まだ何もしていないことを伝える、家族への短いメッセージを作ってください。

答えは「確かめるための材料」として読みます。

AIの「大丈夫そう」を、なぜ信じてはいけないの?

AIは間違えることがあり、しかも自信のある書き方で間違えるからです。 「怪しい点は見当たりません」という答えは、「本物だと確認できた」という意味ではありません。詐欺の手口は日々変わるとされ、AIがその会社の実際の連絡を調べて確認できるとも限りません。

AIの答え 気をつけること
「怪しい点があります」 手がかりにはなる。リンクは押さず、公式サイトで確かめる
「怪しい点は見当たりません」 「安全」という意味ではない。家族や窓口にも確かめる
「このリンクから確認を」「この番号に電話を」 偽の案内に従うおそれがある。押さない、かけない

迷ったら「AIの答えが何であっても、最後は人や公式の窓口で確かめる」と決めておくと、ぶれません。AIの答えを鵜呑みにしない習慣は、AIでニュースや長い文章を要約する方法でも触れています。

詐欺かもしれないSMSは、最後にどう確かめればよいの?

公式サイトや公式アプリを自分で開く、家族に見せる、公的な窓口に聞く、の3つが基本です。

  • 公式を自分で開く。 メールのリンクからではなく、ふだん使うアプリや、登録しておいたブックマークから開きます。同じお知らせがなければ、偽物かもしれません
  • 家族に見せる。 「こんなSMSが来た」と話すだけで、気づいてもらえることがあります
  • 公的な窓口に聞く。 次のような窓口があります
窓口 番号 相談できること
消費者ホットライン 188 契約や支払いなど、消費生活のトラブル。消費者庁が案内する番号で、身近な消費生活センターなどの相談窓口につながります
警察相談専用電話 #9110 詐欺かもしれない、急ぎではないが困っている、といった相談。各都道府県の警察の相談窓口につながります。今まさに危険があるときは110番です

すでに支払ってしまった、急いで止めたい、というときは、110番や、カード会社・銀行の窓口に連絡する方法もあります。連絡先は、メールやSMSに書かれたものではなく、カードの裏面や通帳に載っている公式の番号を使ってください。#9110の受付時間は都道府県によって違い、平日の日中が中心です。受付時間や対応は変わることがあるので、公式ページで確認しておくと安心です。

家族と、事前に決めておくことは?

「怪しい連絡が来たら、押さずに、まず誰かに見せる」と決めておくと、慌てずにすみます。 一人暮らしの方は、見せる相手を、子どもやきょうだい、信頼できる近所の人から、あらかじめ1人決めておいてください。今日できる準備は、次の3つです。

  • よく使う会社(銀行、カード、通販、宅配)の公式アプリを、スマホに入れておく
  • 188と#9110を、スマホのメモや、冷蔵庫に貼る紙に書いておく
  • 「怪しい連絡はすぐ見せる」と、家族と話し合っておく

AIは相談相手の一人として使えますが、最後に決めるのは、あなたと、あなたが頼れる人です。

よくある質問

怪しいリンクを押してしまったときは、どうすればよいですか?

慌てず、画面で何かを入力していないか思い出してください。入力していなければ、画面を閉じて様子を見る方法があります。アプリを入れるよう求められて入れてしまったときは、それ以上操作せず、家族や携帯電話会社の窓口に相談してください。IDやパスワード、カード番号などを入力したときは、そのサービスの公式窓口や、カード会社・銀行の公式な番号に連絡し、必要に応じて#9110や188にも相談してください。早めに人に話すことが大切です。

AIにスクリーンショットを見せてもよいですか?

画像を送れるか、どう扱われるかは、サービスによって違います。画面には名前や番号が写り込みやすいため、最初は文字を書き写し、個人情報を「(名前)」のように書き換えて見せるほうが安心です。

無料のAIでも、この方法は使えますか?

文面を貼って「怪しい点を挙げて」と頼むだけなら、多くの無料プランで試せます。ただし、回数や機能の上限は、サービスやプランによって違います。AIが使えないときや、答えに自信が持てないときは、家族や相談窓口で確かめれば大丈夫です。

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